Charles Babbage(1791.12.26 - 1871.10.18,イギリスのロンドン生まれ)の階差機関(Difference Engine)

 バベッジが考案した機械式のデジタル計算機。階差[差分法]を利用すると、整数を累乗した値[例えば、二乗(平方)や三乗(立方)の値]を足し算(加算)だけで計算することができる。
 そのことを利用してバベッジは、加算によって累乗計算を実行する機械式計算機を構想し製作しようとした。そうした階差機関の開発のために政府資金を約17,000ポンド、そして自己資金もそれと同じくらいつぎ込んだが、バベッジ自身は階差機関を完成させることができず、1833年に製作は中止された。その後、バベッジの階差機関の説明書がスウェーデンに渡り、その国の技師イェオリ・シュウツの手によって1834年に完成された。
 なおバベッジはその後も階差機関に続く計算機を構想・開発の試みを行っている。バベッジは例えば、蒸気機関を動力源として動かす機械式デジタル計算機として解析機関(Analytical Engine)を構想し製作に取りかかったが、こちらも実際には完成させることができなかった。