履修に際して
次のような問題を「経営基礎数学A」の授業では扱います。履修を迷っている学生諸君には,このような問題に興味があれば,この授業をとることをお勧めします。
<経営基礎数学B>
問題の例
問題1
ある旅行代理店では,接客は窓口1つで対応している.訪れる客は平均すると1時間当たり平均6人であった.1人当たりの接客時間は,平均すると8分になる.このとき,
  • 窓口での待ち行列の平均人数
  • 窓口が空くまでの平均待ち時間
を求めよ.
   
問題2
ある病院では,3人の医師が診察にあたっている.訪れる患者は平均すると1時間当たり平均20人であった.1人当たりの診察時間は,平均すると8分であるが,患者によって診察時間は異なる.このとき,
  • 診察を待つ待ち行列の平均人数
  • 診察の順番が回ってくるまでの平均待ち時間
を求めよ.
問題3
衣料品店ではある婦人服を仕入れて売ることにした.1着売ると1000円の利益があるという.しかし売れ残った場合には安く売るので200円の損をするものとする.10着を単位として購入するものとする.過去の販売実績を調べると次のようになった.
需要量(k箱)
確率(P(k)) 0.1 0.25 0.3 0.2 0.15
このとき,何箱注文すれば一番利益をあげることができるか?
問題の例
問題の例
問題1
ある工場では2つの製品A,Bを作ることになった.それぞれの製品1単位を生産するのに
  • 製品Aは,原料Iが8kg , 原料IIが3kg
  • 製品Bは,原料Iが6kg , 原料IIが5kg
が必要であるとする.使用できる原料の限度は,原料Iが132kg,原料IIは66kgであるとする.製品1単位あたりの利潤は,Aが5万円,Bが7万円であるとする.このとき,A,Bをどれだけ生産することにしたら最大の利潤を得ることができるであろうか?損益分岐点を求めることが出来ますか?
     
問題2
3つの食品から2種類の栄養素A, Bを摂取することにした.
とする.食品P,Q,R の1単位の値段はそれぞれ5百円,4百円,6百円であるとする.最低でも栄養素 A は8g,栄養素 B は10 g摂取しなければいけないとする.このとき,費用が最小になるには3つの食品をどのように使うのがよいか求めよ..
     
問題3
ある事件がおこり,2人の容疑者A, Bが逮捕された.2人は今回の事件の共犯者であることは確実なのだが確証がない.そこで,刑事は2人に対し,取引を持ちかけることになる.2人には「黙秘を続ける」のと「共犯を認める」2つの戦略がある.
もし,2人ともうまく「黙秘を続けた」ならば,別件の犯罪での3年の刑ですむことになる.2人とも「共犯を認め」刑に服することになれば,それぞれ5年の刑となる.しかし,一方が「共犯を認め」,他方が「黙秘を続けれ」ば,共犯を認めた方は1年の刑に軽減され,他方の「黙秘を続けた」方には刑が加算され,10年の刑になるという.さて,2人はどのよう戦略を選ぶべきであろうか? A, Bはお互いには相談できないとする.