この授業では,経営学や経済学に関係した実生活にも”役立つ”「経営数学」を勉強します。高校ではお目にかからなかった,実践的な問題を扱います。どのように,経営学,経済学,あるいは実生活に応用されるのか,たくさんの例題を通して説明することを目指しています。
以下,少しその例を説明します。

線形計画法: 工場での効率的な生産計画を立てるのにも利用できる
  • 例えば,材料の供給量に制約があるとき,2種類の材料を使って,異なる2タイプの製品を作る会社が利潤を最大にする生産計画をたてる問題
  • いくつかの工場で作った製品を,いくつかの倉庫に運ぶとき,輸送費ができるだけ少なくなるような輸送計画の問題
ゲーム理論: 企業間の競争における経営戦略の立て方や組合せ方を考える.
  • 同業種の2社がいくつかの戦略を立ててシェアを広げる競争をしているときに,どのように戦略間の配分を計ったらシェアが最大になるようにできるかを考える問題
  • いわゆる「囚人のジレンマ」と呼ばれる,2人にとってお互いに利益の高い戦略の組合わせがあるにも関わらず,「合理的」な判断では実現できない「ジレンマ」の問題
待ち行列理論: 経営や社会生活の中でも利用価値がある「待ち時間」の問題を考える.
  • 店のレジやATM機にできる「行列」について,待ち人数や待ち時間を計算する問題
  • 店のレジやATM機にできる「行列」について,レジ数やATM機の数をどのくらい増やすのが適当か判断する問題
在庫管理:商店や企業が抱える在庫の費用を考慮した在庫管理の問題を考える. 
  • 需要が一定の場合の,在庫費用や発注費用を考慮した場合の,経済発注量の問題
  • 「新聞売り子の問題」と言われる,売れ残りによる損失を考慮しながら,新聞(あるいは別な品物)の買い取り数を決定する問題
授業では,いろいろの応用を扱います.知っておくといろいろ役立ちます。