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杉山利恵子教授

 専門はフランス語学です。フランス語学というのは、フランス語という言語をいろいろな角度から研究する学問です。フランス語にとても魅力を感じたこと と、人間の言葉の面白さ・不思議さに惹かれたこと、そして良き師との出会いがあったことから、フランス語学を専門とするようになりました。もちろん、文学 も大好きですが。
 大学院時代は、フランスに留学する機会があったので、それを活かして主にフランス語の話し言葉を研究していました。話し言葉には、書き言葉とは違った 「話し言葉の文法」のようなものがあります。実際にカセットを持ち歩いて(カセットというのが時代を感じさせますね)、いろいろなフランス人にインタ ビューをして音声資料を集め、その分析をしました。修士論文は、カセットが添付資料となったのですが、こんなのは初めてだ、と論文主査の先生に言われたの を覚えています。現在は、その延長上にありますが、話し言葉における主観表現について、研究しています。人の発言は、多かれ少なかれ、主観的なものとなる のは避けられませんが、それでも主観的な色合いが強いとき、どのような表現方法をとるのかを調べるのは、いわゆる文法での説明から抜け落ちるところにさま ざまな特徴が現れることが多いので、とてもおもしろいですね。
 大学では、フランス語学概論やフランス語学特殊研究のような、フランス語やフランス語学に関わる授業のほか、時事フランス語の授業も担当しています。こ れは、パンフレットでも、雑誌でも、新聞でも、メールマガジンでも、文学以外のジャンルの文章を読んでみよう、という授業です。
  フランス語教育にも、とても興味があります。フランス語は18歳のときから教えていて(フランス語が第一外国語で、大学もフランス語受験でしたので)、 大学以外でもいろいろな人に教えた経験があります。1998年度以降は、NHKのラジオフランス語講座(入門編・応用編)やテレビフランス語会話の講師を、数度にわたり担当しています。大学生の場合とは違った教えかたや説明が必要となりますが、そういう経験が、大学で教えるときにも、また役に立っていま す。
 フランス語と日本語、いろいろと違いがありますが、人間の言葉ってさまざまだなあ、と違いを面白がる気持ちがあると、学ぶのも楽しくなりますよ。


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