世界の諸宗教

分類

宗教

宗派

地域・民族

神観念

聖職者

世界宗教
仏教 密教
(金剛乗仏教)
チベット、モンゴル

多神教的〜無神論的

(そもそも、一神教/多神教という分類にはなじまない)

僧(ビク)
大乗仏教 中国、韓国、日本
上座部仏教
(南伝仏教)
スリランカ、東南アジア半島部
イスラーム
(イスラム教)
シーア派 イランなど

一神教的
(イマーム)
スンナ派 北アフリカ〜中近東、インドの一部、東南アジア島嶼部
キリスト教 プロテスタント ヨーロッパ(主にゲルマン系)から北米、オーストラリアなど

(教師(牧師))

カトリック ローマ・カトリック ヨーロッパ(主にラテン系)からラテンアメリカなど 司教・司祭(神父)
ギリシア(東方)正教 ヨーロッパ(主にスラブ系) 主教・司祭(神父)

民族宗教
ユダヤ教 ユダヤ人 (ラビなど)
ヒンドゥー教 インド人
多神教的
バラモン
道教 漢人 道士
神道 日本人 神主
(古代のエジプト、バビロニア、ペルシア、ギリシア、ローマ、アステカ、インカなどの信仰も民族宗教と呼びうる) (神官、祭司など)
自然宗教
(アニミズム、シャーマニズム、呪術) (世界各地) (祭司、シャーマン、呪術師など)

 

宗教を、自然宗教、民族宗教、世界宗教の三つに分類したのは、ドイツのMenschingである。自然宗教を原始宗教と呼ぶこともあるが「原始」という用語には遅れた、劣ったという意味があるのであまり適切ではない。

自然宗教や民俗宗教・民族宗教に対して創唱宗教というカテゴリーを立てることもある。創唱宗教であるが世界宗教といえるほどにはなっていないものにインドのジャイナ教、シク教、東アジアの儒教がある。 (→民族宗教と創唱宗教

2549/2006-09-19 更新 蛭川立