WEBサイトをつくる (2) ホームページとリンク ■WEBサイトをつくるには、まず、ページを保存するためのフォルダをつくる必要がある。WEBサイト用のフォルダは外付けディスクかメモリーカード上につくる。使っているコンピュータが自分のものであればハードディスクに保存してもいいが、その場合でも外部のディスクかカードにバックアップをとっておく。ハードディスクに保存したデータは物理的衝撃やウィルスやちょっとしたミスで消えてしまう可能性がつねにあると考えておいたほうがいい。 ■このフォルダをWEBサイト作成ソフトのサイト管理機能に登録しておくと、リンク切れのチェックなど、いろいろ便利な機能が使えるようになるが、それは自分のコンピュータ上に自分のソフトをインストールしている場合でしか使えない。 ■WEBサイトは2ページ以上のハイパーテキストからなる。(1ページではハイパーテキストの意味がない!)そのうちの中心となるページ、つまりWEBサイトを閲覧する人が最初に見るページのことを「ホームページ home page」といい、このファイル名だけはふつうindex.htmないしindex.htmlと名づける約束になっている。そうすると、ブラウズする側がファイル名を省略してフォルダ名だけ入力した場合、自動的にホームページが表示されるという約束になっている。 ■その他のページのファイル名は好きな名前でかまわないが、漢字やかな文字は使わずに、英数字・記号だけを使うほうがいい。また、短めに、できれば大文字と小文字は区別しないほうが無難。また、ブラウズしたときにブラウザのウィンドウの左上に出るタイトルはファイル名とは別で、これは漢字を使ってもかな文字を使っても問題ない。 ■さて、ふつうのテキストとハイパーテキストの根本的な違いは、テキストの中に別なテキストへのリンクがあって、そこをクリックすると別のページに飛ぶことができるということだ。リンクのつくり方は・・・
■ブラウズするがわがリンクをクリックすると、ふつうは現在表示されているページが消えて新しいページが表示されるが、オプションでターゲットを【_blank】にすると、リンクをクリックしたときに別の新しいウィンドウが開き、そこにリンク先のページの内容が表示される。なかなか便利な機能だが、使いすぎると見る側の画面の数が増えすぎて収拾がつかなくなる。 ■外部のページに勝手にリンクをはってもいいのか、についてはすこし考える必要がある。WEBサイト上で公開されているページは原則、著作権等が積極的に放棄されており、自由にリンクをはってもいいというのが、インターネット世界の美しい理念ではあるのだが。 ■ねんのため、公的に公開されている(企業、役所などの)サイト以外の私的なサイトにリンクを張る場合は、電子メールなどをひとこと送って許可をとったほうがいい。それでネット友情の輪が広がっていくということもある。また、自分のサイトのわかりやすい場所(ホームページなど)に、自分の連絡用電子メールアドレスを載せておいて、なにかあれば連絡を受け取れるようにしておくのも良い心がけである。【挿入→電子メールリンク】(ソースコード内のアドレスにmailto:がつく)で、選択した文字列をクリックすると別のページが開くかわりに、メーラーソフトが立ち上がるという特殊なリンクをつくることもできる。 ■逆に、大学のサイトなどの教育・研究用サーバー上のサイトから外部にリンクを張る場合、商業的なサイトを過剰に宣伝してしまうことにならないように気をつける必要はある。 |
(2006/2549-06-30 蛭川 立)