トピックス
ガスハイドレート研究所が行ってきた様々な活動についてご紹介します。
〒101-8301 東京都千代田区神田駿河台1-1
明治大学グローバルフロント9階409A室
ガスハイドレート研究所が行ってきた様々な活動についてご紹介します。
日付 | 講義タイトル | 講師 | ||
第1回 | 10月20日 | メタンハイドレートの探査と開発 | 棚橋 学 | |
第2回 | 10月27日 | 海底メタンハイドレートの掘削 | 角和善隆 | |
第3回 | 11月10日 | 気候変動とメタンハイドレート | 大井剛志 | |
第4回 | 11月17日 | 劇的環境変動と生物の大量絶滅 | 松本 良 | |
第5回 | 11月24日 | メタンに群がる生物と私たちの暮らし | 沼波秀樹 | |
第6回 | 12月01日 | 地球表層からのメタンの湧出 | 登尾浩助 |
日付 | 講義タイトル | 講師 | ||
第1回 | 4月21日 | 燃える氷メタンハイドレートとはどんなものか? | 松本 良 | |
第2回 | 5月12日 | 海底メタン湧出の環境インパクト | 登尾浩助 | |
第3回 | 5月26日 | メタンに群がる海底生物の実態 | 沼波秀樹 | |
第4回 | 6月9日 | 資源としてのメタンハイドレート探査と開発 | 棚橋 学 | |
第5回 | 6月23日 | メタンハイドレートの分析からその起源を探る | 蛭田明宏 | |
第6回 | 7月7日 | メタンハイドレートの環境インパクト | 大井剛志 |
明治大学ガスハイドレート研究所の2017年度の成果報告会として、本年度7月に実施した日本海と北海道周辺海域の海洋地質調査の成果と2013年度
から3年間実施した(国研)産業技術研究所よりの受託研究の成果という、本研究所が行ってきた表層型メタンハイドレートに係る研究成果を広く紹介するために研
究フォーラムが開催されました。
本フォーラムでは11件の講演と、18件のポスター発表が行われました。なお、ポスター発表の内11件については、講演会場にて各々数分間で見どころの
紹介を行いました。
2017年度表層型メタンハイドレート・フォーラム ポスター
2017年度表層型メタンハイドレート・フォーラム プログラム
2017年度表層型メタンハイドレート・フォーラム 口頭発表・ポスター発表 一覧
明治大学におけるメタンハイドレートの環境研究、地球環境変動に係る考古学研究(資源利用史・黒耀石)および農学の研究成果の社会へ
の発信の試みとして、8月6日(日)の午後、明治大学リバティタワーにおいて、標記の明治大学研究フォーラムが開催されました。
本フォーラムは下記リンクで示されている6件の講演による問題提起とパネル討論ならびに18件のポスター発表で構成されました。
明治大学研究フォーラム
メタンハイドレートおよびメタンの海洋と地球の環境における役割、その現状と変動についての地球科学、農学による研究成果について4件、先史人類社会の
特性、変遷についての考古学による研究成果について2件の講演が行われました。過去数十万年における氷期温暖期サイクルという気候変動史とメタンハイド
レートのメタンの温室効果の関わり、また縄文時代を中心とした先史人類社会の研究からわかってきた過去1万年程度の気候変動と社会の関わりについて活発
な討論が行われました。
7月7日〜17日の10日間、日本海と北海道周辺海域の18のサイトにおいてピストンコアリング、海洋音響探査及びROV海底観察とサンプリングの調査を行いました。参加メンバーは、ハイドレート研究所の教員(首席研究者:松本)、研究員を中心とし、他に、明治大学農学部、千葉大学、鳥取大学、北里大学、東京家政学院大学、東京海洋大学など22名でした。
これまでの調査で、当該海域には多数のガスチムニーが存在することが確かめられています。ガスチムニーとはガスハイドレートを胚胎する海底下の構造で、音響探査ではブランキングとして認識されますが、音響データだけでは、泥火山との識別が困難な場合があります。泥火山は実在するのか、どこにどのように発達するのか?という問題は今回調査の重要課題の一つです。他にメタン湧出域周辺の生物の分布(ハビタットマップ)、プルアップ構造の顕著なハイドレートマウンドにおけるガスハイドレートの有無の確認、地震探査で示唆された低速度異常を実際のコア測定とその場音響速度測定で実証すること、北海道周辺域のメタン湧出域にシロウリガイ群衆が存在するのか、などが重点的な調査課題でした。
調査は、異常と言えるほどの晴天と穏やかな海況に恵まれ、事故や怪我もなく、予定していた調査項目はすべて実施することができました。今後、ラボでの分析、実験、解析を行い、年内にワークショップを予定しています。
1K17調査航海乗船研究者集合写真
1K17調査航海調査船「第一開洋丸」(海洋エンジニアリング(株))
1K17調査航海ROV(海洋エンジニアリング(株))
1K17コアラ組み立て
1K17コアラ投入
1K17コア引き出し
1K17ハイドレート試料
6月26日〜30日、世界のハイドレート研究者が最新の研究成果を発表し議論する第9回国際ガスハイドレート会議(9th International Congress on Gas Hydrates, ICGH—9) がアメリカ、コロラド州、デンバーで開かれました。ガスハイドレート研究所及び連携する千葉大学、秋田大学、鳥取大学の教員、研究員、大学院生により7本の口頭発表と4本のポスター発表を行ないました。
松本他による“Recovery of Thick Deposits of Massive Gas Hydrartes from Gas Chimney Structures, Eastern margin of Japan Sea:
Japan Sea Shallow Gas Hydrate Project”(日本海東縁部ガスチムニー構造からの厚い塊状ガスハイドレートの回収:日本海浅層ガスハイドレートプロジェクト)と題する記事が、アメリカエネルギー省国立エネルギー技術研究所が発行するメタンハイドレートニューズレター "Fire in the Ice" Vol. 17,
Issue 1に掲載されました。
このニューズレターのpdfファイルがダウンロード可能です。
MHNews-2017-Jan.pdf
鳥取国際メタンハイドレートフォーラムの翌日3月16日に鳥取大学において、フォーラムに参加した研究者による「メタンハイドレートに関わる環境擾乱とジオハザード」ワークショップを開催しました。
tottoriWSimage.pdf
鳥取国際メタンハイドレートフォーラム
~メタンハイドレート賦存域の環境評価と海底地盤工学の最前線~
平成29年3月15日(水)午前10時より
会場: とりぎん文化会館 第1会議室
鳥取県、鳥取大学と明治大学の共催で開催しました。
日本海〜北海道沖で実施したメタンハイドレート共同学術調査航海UT16において、水深970mの海底に高メタン活動領域を確認、同所より化学合成生物シロウリガイ類二枚貝(Calyptogena sp.) の合弁の死貝採集に初めて成功しました。
2016. 9.23 プレスリリース2015年度表層メタンハイドレート・フォーラムを2016年6月28日(火)9時半より、明治大学駿河台キャンパス、グローバルホールで開催しました。
2015年度フォーラム2015年度は、産総研(資源エネルギー庁)からの受託研究として、表層型メタンハイドレートの存在の可能性がある特異的な構造(ガスチムニー構造)の内部におけるメタンハイドレートの様子をより詳しく把握するため、隠岐周辺及び上越沖に存在する3箇所のガスチムニー構造において、合計約30箇所の掘削調査を行いました。また、隠岐周辺、上越沖、秋田・山形沖、日高沖及び北海道周辺の調査海域において昨年に引き続き広域地質調査及び詳細地質調査等を実施しました。
「表層メタンハイドレート・フォーラム2014 ー資源量評価・2年目の成果ー」を2015年1月30日(金)に開催しました。ご来場いただいた方々、誠にありがとうございました。表層メタンハイドレート・フォーラム2014のプログラムはこちらを参照してください。
2014年度フォーラム2014年度、明治大学ガスハイドレート研究所および連携する大学・研究所等の研究者チーム(表層ガスハイドレート研究コンソーシアム)は、延べ125日間に6つの調査航海を実施しました。
2014年度調査概要ガス湧出地点における動画を公開しました。
動画アーカイブガスハイドレート研究所は、11月21~23日に新潟において地質巡検を実施しました。
2014.11.21~23 地質巡検・新潟ガスハイドレート研究所では、「海鷹丸」(東京海洋大学練習船)を用いて、7月22日から28日までの1週間にわたり、隠岐諸島周辺海域でガスハイドレート学術調査を実施しました。
2014. 7.29 プレスリリースガスハイドレート研究所では、(独)産業技術総合研究所から受託した調査「日本海の表層型メタンハイドレートの資源量把握のための調査」の一環として、(独)石油天然ガス・金属鉱物資源機構の所有する海洋調査船「白嶺」およびGreatship社の作業船Raginiを用いて、日本海の上越沖および最上トラフで掘削調査を行いました。
2014. 6.24 白嶺による掘削調査プレスリリース4月1日付で研究所スタッフが増員され、前年度に引き続き(独)産業技術総合研究所とともに「日本周辺海域における表層型メタンハイドレートの資源量調査」を実施しました。
1月23日(木)に、東京、御茶ノ水の明治大学グローバルホールで「表層メタンハイドレート・フォーラム」を開催しました。
2013年度フォーラム海底から採取されたハイドレートや地層、間隙水中のガスの炭素同位体、炭酸塩ノジュールの炭素や酸素の同位体分析を行っています。