石文研―刊行図書

内容紹介（「前言」より）

• 　唐代（618～907）の期間中に中国領域内で作成された墓誌（銘）を、2015年末までに刊行された関係図書などから取り出し、年号別、年代順に分類配列して、その所在状況を明らかにしたものである。本目録が対象とする資料集類は、2009年刊『新版　唐代墓誌所在総合目録（増訂版）』以降のものとなるが、それ以前で漏れていたものがあれば随時追加している。巻末には墓誌銘索引を用意した（各墓誌の番号（通番）は本目録で新たに付したもので、以前の『新版　唐代墓誌所在総合目録（増訂版）』の番号とは対応しない）。
• 　本書は、『唐代墓誌所在総合目録』（1997年）、『新版　唐代墓誌所在総合目録』（2004年）、『新版　唐代墓誌所在総合目録（増訂版）』（2009年）に続いて刊行された、第４回目のバージョンアップ。収載墓誌点数は、5826点→6828点→8747点→12523点の通り、20年間で倍以上となった。

発行日 2017年3月
定価 5,000円+税

目次

• ・序　氣賀澤保規　p.i～ⅱ
• ・河北曲陽の八会寺隋仏教石経とその背景　氣賀澤　保規　p.1～84
• ・安岳臥仏院の刻経と涅槃大仏―唐代四川の仏教社会基層構造の一断面　肥田　路美　p.85～123
• ・晋城硤石山青蓮寺所蔵の唐碑　松浦　典弘　p.124～135
• ・天龍山石窟唐代窟の編年研究　八木　春生　p.135～173
• ・則天武后による儀鳳の舎利頒布―山西潞州の梵境寺儀鳳三年舎利塔銘をてがかりに―　髙瀬　奈津子p.174～192
• ・中国における蒙元時代（モンゴル時代）の石刻研究の最前線　櫻井　智美　p.193～212
• ・北魏墓誌の「史料」的性格―追贈と改葬を手がかりに―　室山　留美子　p.213～231
• ・隋煬帝墓誌の発見とその復元―唐初政治史の一側面―　氣賀澤　保規　p.232～265
• ・唐代における山東五姓婚姻とその政治的影響力について―崔・盧・鄭氏婚姻表の作成による考察―　前田　愛子　p.266～298
• ・北朝隋唐五代　山西南部仏教石刻目録　江川　式部　p.354（1）

発行日 2015年9月

目次

• ・弘農（華陰）楊氏をめぐる総合研究　氣賀澤保規　p.i～iv
• 資料・調査篇
• ・弘農楊氏系図　田中由起子　p.1～16
• ・北朝隋代弘農楊氏墓誌目録　梶山智史　p.17～27
• ・唐代弘農楊氏墓誌目録　石野智大　p.29～56
• ・弘農楊氏主要関係文献目録　p.57～61
• ・弘農華蔭楊氏の現地調査と考察　衛麗（会田大輔訳）　p.63～80
• 研究・考察篇
• ・後漢末魏晋時期における弘農楊氏の動向　落合悠紀　p.81～105
• ・北周宗室の婚姻動向―「楊文愻墓誌」を手がかりとして―　会田大輔　p.107～139
• ・「北魏・楊鈞墓誌」の訳注と考察　堀井裕之　p.141～164
• ・〈研究ノート〉唐代楊於陵事蹟小考　陳濤（石野智大訳）　p.165～176
• ・〈特別寄稿〉近年欧美英語学界中国中古史研究簡介　王國堯　p.177～225

発行日 2012年3月

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目次

• ・「洛陽学シンポジウム」の趣旨説明　氣賀澤保規　p.1
• ・洛陽学シンポジウム報告趣旨　p.3～12
• ・日本における「洛陽学シンポジウム」の開催とその意義　氣賀澤保規（陳涛訳）　p.13～17
• ・”洛陽学”への私の見解　羅炤（江川式部訳）　p.18～22
• 洛陽学本論
• ・洛陽学序論―中国史における洛陽の位置―　氣賀澤保規　p.23～45
• ・洛陽・河南の歴史地理と文物状況　塩沢裕仁　p.46～59
• ・中国のはじまり―夏殷周三代の洛陽―　岡村秀典　p.60～79
• ・洛陽刑徒磚をめぐる一考察―『漢魏洛陽故城南郊東漢刑徒墓地』の紹介を手がかりとして―　石黒ひさ子　p.70～99
• ・曹魏洛陽の復興と「正始石経」建立　落合悠紀　p.100～114
• ・漢魏洛陽城研究の現状と課題　佐川英治　p.115～138
• ・三角縁神獣鏡と洛陽　車崎正彦　p.139～142
• ・日本の三角縁神獣鏡の性質に関する私見　王維坤　p.143～155
• ・日本の古代都城と隋唐洛陽城　小笠原好彦　p.156～168
• ・龍門石窟の奉先寺洞大仏と優填王像―中国仏教にとっての洛陽―　肥田路美　p.169～177
• ・近年洛陽出土墓誌の概況と研究の進展　毛陽光（梶山智史訳）　p.178～195
• ・嵩山法王寺舎利蔵誌と円仁　酒寄雅志　p.196～203
• ・「洛陽学」の可能性について　高明士　p.204～206
• ・「洛陽学」の可能性―洛陽学国際シンポジウムから学んだこと―　妹尾達彦　p.207～217

発行日 2011年3月

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目次

• 序文と解説　明大東アジア石刻文物研究所新収寄託の墓誌石刻資料の世界　　氣賀澤保規
• 附　東アジア石刻文物研究所寄託「中国北朝・唐代石刻目録」
• あいさつ　　中国墓誌石刻資料の紹介に寄せて　　高橋 博
• 資料解説
• 一・二　都昌県丞妻盧氏墓誌及び蓋・解説　　伊藤 希実
• 三　許仲昇墓誌・解説　　速水 大
• 四～一三　彭尊師墓誌及び蓋・鎮墓文・解説　　氣賀澤保規
• 一四・一五　張池墓誌及び蓋　解説　　落合 悠紀
• 一六　崔君妻盧氏墓誌・解説　　江川 式部
• 一七　柳棠墓誌・解説　　石野 智大
• 一八　袁夫人墓誌蓋
• 一九　模刻　元継妻石婉墓誌・解説　　梶山 智史
• 二〇　模刻　張安姫墓誌・解説　　会田 大輔
• 二一　模刻　王遺女墓誌・解説　　会田 大輔
• 二二・二三　模刻　李達及妻張氏墓誌（大）・李達及妻張氏墓誌（小）及び解説　　堀井 裕之

発行日 2010年03月
現在一般販売はしておりません。
ほぼ同じ内容のものが明治大学古代学研究所発行の『古代学研究所紀要』13号に掲載されています。（古代学研究所のページ）

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『古代学研究所紀要』の所蔵状況をみる（CiNii Books）

内容紹介（「前言」より）

• 　唐代（618～907）の期間中に中国領域内で作成された墓誌（銘）を、2008年末までに刊行された関係図書などから取り出し、年号別、年代順に分類配列して、その所在状況を明らかにしたものである。これにあわせて前『新版』の誤りを可能な限り修正し、また『新版』にならい、巻末には墓誌銘索引を用意した。
• 　この『増訂版』には二つの面から情報が追加されている。一つはいうまでもなく従来名前が知られていなかった墓誌の所在を掲げたことである。もう一つはすでに『新版』に名前が挙がっていた墓誌に、さらに所在情報を増補したことである。私たちはこの両面の情報を同じレベルで重要であると認識し、可能な限り把握に努め収載した。
• 　『増訂版』に新たに追加、增補された墓誌・墓誌蓋の各合計、および本書掲載の総数をあげておくと、以下の如くである。
• ①新たに追加された墓誌・墓誌蓋：1,909点
• ②前『新版』所載の墓誌・墓誌蓋に所在データを増補したもの：1,819点（箇所）
• ③新たに追加・増補した墓誌情報の総数：3,728点（1,909点+1,819点）
• ④當『増訂版』所在の墓誌・墓誌蓋の総数：8,737點（新版6,828點＋1,909點）

発行日 2009年10月
定価 3,000円+税
ISBN 978-4-7629-9504-0

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目次

• ・序文　氣賀澤保規　p.i
• ・則天武后の「感業寺」出家をめぐる一考察　氣賀澤保規　pp.1～34
• ・唐代テュルク人墓誌とその史料的価値　石見清裕　pp.35～65
• ・石刻「會王墓誌銘」と『文苑英華』　神鷹徳治　pp.66～87
• ・安史の乱後における河東節度使の動向―「張奉璋墓誌」と「承天軍城記」を中心に―　高瀬奈津子　pp.88～112
• ・元代の北嶽廟祭祀とその遂行者たち　櫻井智美　pp.113～144
• ・北嶽廟祭祀にみえる唐代の常祀と三献官　江川式部　pp.145～179
• ・氐族苻氏・呂氏に関する石刻史料　兼平充明　pp.179～206
• ・北周「張僧妙碑」からみた宇文護執政期の仏教政策　会田大輔　pp.207～238
• ・隋大業六年「姫威墓誌」に関する一考察　伊藤誠浩　pp.239～269
• ・唐・李百薬撰「崔仲方墓誌」の分析―入関山東貴族の性格をめぐって―　堀井裕之　pp.270～307
• ・唐代古爵考　速水大　pp.308～339
• ・慧光法師墓誌與唐邕刻経　趙超　pp.(23)～(29)
• ・千唐誌齋新収唐代佛教墓誌初探　王素　pp.(1)～(22)

発行日 2007年9月
定価 4,000円+税
ISBN 978-4-7629-9503-3

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