2009年度高麗大学校プログラム(その2)

実施日 2010年2月26日(金)~27日(土)
浅草参加者 明治大学 12名(うち院生7名),高麗大学校 15名(うち院生8名) 計 27名
日光参加者 明治大学 16名(うち院生8名),高麗大学校 15名(うち院生7名) 計 31名

プログラム実施概要

 第3回目の明治大学・高麗大学校院生交流プログラムは、「古代仏教と朝鮮通信使をめぐる複眼的フィールド・ワーク」として、2010年2月26日、27日の両日にわたり実施されました。これまでの第1回、第2回の高麗大学校プログラムでは、明治大学の院生たちが韓国を訪問する形でしたが、今回は、初めて高麗大学校一行を日本に迎えて行われたものです。

 第3回目の交流プログラムを通して、院生同士の友好を一層深めることができただけでなく、古代と近世、また日本と韓国という複眼的な視点を養う貴重な学習体験を得られたことも大きな収穫でした。今後は、そうした複眼的思考を日韓の院生たちがお互いに交換するためのコミュニケーション能力を向上させていくことが求められるでしょう。高麗プログラムも三年目を迎え、更なる段階への飛躍が期待されるところです。(研究推進員 袴田光康)

「浅草巡見」(2月26日(金))

 26日は、午前中の国際シンポジウムに引き続き、午後から、中央大学附属高等学校の福田亮雄先生の案内で浅草界隈を訪れました。生憎の雨にも関わらず、明治大学側12名(うち院生7名)、高麗大学校側15名(うち院生8名)、総勢27名が参加しました。浅草寺では、大森亮圭庶務部長のご厚意により、上村普彦録事の案内で、宝物館や庭園を見学しました。
宝物館では、絵巻を見ながら、推古朝に遡るという浅草寺の縁起を解説していただき(通訳:金任仲氏)、その創建に渡来人が深く関係していることを知り、東アジアの古代仏教を通した交流の一端を、机上ではなく、実地において感じることができました。その後、各所で福田先生の説明を聞きながら、朝鮮通信使の宿舎とされた浅草東本願寺へ移動、同寺を見学して、第一日目の日程を終了しました。

浅草寺見学   案内役の福田先生   浅草寺庭園にて

「日光・大谷フィールド調査」(2月27日(土))

 続く27日は、明治大学側16名(うち院生8名)と高麗大学校15名(うち院生7名)の計31名によって、栃木県日光のフィールド調査が行われました。朝8:00に貸切バスにて明治大学を出発、10:45頃に日光に到着しました。日光は東照宮で知られていますが、その歴史は古く、二荒山を中心とした古代の山岳仏教にまで遡り、源義朝の日光山造営以来、東国の宗教的中心地の一つであり続けたとも言われています。また、徳川幕府三代将軍家光の時代から、対馬藩主の要請で朝鮮通信使が参詣するようになったことも、今回の調査の大きな目的の一つでした。研究推進員の渡辺滋氏の解説を聞きながら(通訳:金任仲氏)、輪王寺、東照宮、二荒山神社を順番にめぐりましたが、特に東照宮では朝鮮王・仁祖の朝廷が奉納したという銅鐘が、高麗大学校一行の興味を引いたようでした。昼食後は、平安期のものと言われる大谷寺の磨崖仏を調査、更に隣接する大谷資料館では巨大な地下の大谷石の採石所跡も見学し、無事に第3回明治大学・高麗大学校院生交流プログラム「古代仏教と朝鮮通信使をめぐる複眼的フィールド・ワーク」の全日程を終了しました。

日光見学  輪王寺にて  東照宮の朝鮮銅鐘


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