| 日時 | 2009年 7月 27日(月) 14:40~18:00 |
|---|---|
| 場所 | 駿河台校舎 アカデミーコモン 10階 310B教室 |
| 講師 | 高麗大学校 文科大学教授 沈 慶昊(シム キョンホ) |
13世紀に成立したとされる『三国遺事』は、韓国古代史と古代文化を語る上で極めて重要な書物だが、その成立過程や編纂意図など、いまだ解明されていない問題は多い。沈先生の本講義では、韓国における『三国遺事』研究の現況と、今後議論の深められるべき問題点が示され、非常に有益な内容であった。
具体的には、
(1)現存する諸板本について、成立時期等再検討する必要性
(2)『三国遺事』編纂と体裁に関する疑問点
(3)近年復元された、編者とされる僧一然の碑「普覚国師碑」の紹介
(4)一然の思想と、13世紀東アジアおよび高麗における仏教の動向
(5)『三国遺事』からいかに体系を読み取り得るのかという課題
(6)叙述方法の不統一の問題
(7)『三国遺事』成立後の享受のありかた、特に朝鮮王朝時代について
等が取りあげられ、活発な議論が行われた。 (参加者:17名 研究推進員:長瀬 由美)

