| 日時 | 2010年 6月 26日(土) 15:00 ~ 17:30 |
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| 場所 | 駿河台校舎 リバティタワー 14階 1146教室 |
| 講師 | 奄美民俗研究家 高橋 一郎 |
奄美におけるノロ祭祀の在り方についてご講義いただいた。
琉球と薩摩のあい間で常に揺れ動き、歴史の表舞台から取り残されたような奄美という環境の中で、人々は今もなお「神」と共に「繋がって」生きているという。それはノロ祭祀に顕著に現れているらしい。ノロ祭祀は時に平家落人伝承の幻想を生み、時に俊寛伝承と結びつきながら、一方で自らの正当性を琉球王府の辞令書に求める。近代になってからはキリスト教さえ取り込み、ノロ弾圧があったという歴史常識を裏切って、ノロ祭祀は人々の間でしたたかに絶えることなく受け継がれてきた。確かに村の人口は減り、かつて村の中心にあった村相撲の土俵は広場から姿を消したが、祭りとなれば人々は移り住んだ都会から舞い戻って祭りに参加する。高橋先生いわく「黄昏れている暇はない。」
民俗の現場に接することのできた貴重な二時間であった。
(参加者: 40名 研究推進員: 堂野前 彰子)

