| 日時 | 2010年 11月 13日(土) 15:00 ~ 16:40 |
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| 場所 | 駿河台校舎 リバティタワー 13階 1133教室 |
| 講師 | 東京都市大学 人間科学部教授 保坂 達雄 |
琉球文学・古代日本文学の研究者である保坂先生による講義は、本年度の南西日本プログラムの最後を飾るにふさわしい大変刺激的なものであった。第一尚氏を滅ぼした第二尚氏は、第一尚氏の家譜作成を拒みその事績を抹殺したと言われているが、第一尚氏の発祥に関わる伝承は第二尚氏のそれをなぞって生成されているかのように見え、伝承世界では第一尚氏始祖鮫川大主は生き生きと語りつがれているという。場天ノロがテダシロからヨナワシ大神へと神名を変えていく過程は聞得大君への宗教的禅定とも捉えられ、歴史認識では断絶のある王朝交代が伝承世界においては存在していないかのようだ。伝承は型として繰り返されるといこと、倭からの航路が伊平屋島を経由しなければならないという地理的環境が、神の渡来や王権の出所を北方に求めることにつながっているらしい。伝承の創出に地理的環境や歴史が深く関わっていることを改めて知らされた講義であった。
(参加者: 41名 研究推進員: 堂野前 彰子)

