HTML/CSS Kuniyshi Ishikawa Linguistic Lab.

石川邦芳 言語学研究室

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  制作協力:俵木裕毅

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- 科学研究費助成による研究 -

2010年(平成22年)度

 先行研究において発話文の一定の位置と意味との関係が議論されてきた。特に文頭では一般に話題を示す機能が関係づけられ、述語部分など、文末に向かって新情報といった意味の中核が示されることが研究されてきた。その機能的関係は音韻的研究においても「焦点化」の現象として裏付けられている。一方で、文を超えた談話のレベルでの研究において、機能的意味の、構造との関連について、談話始発部と終結部の両面からの情報構造研究が進められている。
 しかしながら、Vallduviらの情報構造の理論に相容れない一群の日本語データが観察されてきた。発話文の構造的な位置についての単純な三分割だけでは説明のつかない、こうした事実には、話し手の示す特定の談話機能的意味が関わっていることが、過去の拙研究で分析された。本研究では、先行研究を踏まえた上で、上述のような基本的問題点を乗り越えるために、新たな一般化と、大規模コーパスである、米国ANCの英語口語データによる実証的データ分析を通じてのその一般化の検証という、両ステップを含んだ研究方略を設定する。
 一方、日米2カ国での談話録音、質問・インタビュー調査を実施していく。その質的・量的な多角的分析を通して音韻的特性と談話の機能的構成との相関性を探る。


[UCIでの実験計画書]