日向一雅 編 青簡舎 版 2008年7月発行 ページ251P サイズB6 定価2,800円 明治大学古代学研究所主催のシンポジウム「源氏物語と平安京」(2006年3月)の記録を基にした論文集。 本書は源氏物語の舞台となった平安京を最新の研究成果によって明らかにするものである。源氏物語の人物たちが暮らした世界を実体的に理解する手立てにしたいと考え、考古学・建築史・邸宅史・庭園史・宮廷儀礼などの専門分野の第一線の研究者の協力を得て編まれたものである。
目次 はじめに 梶川敏夫 「考古学から見た平安京」 鈴木亘 「内裏と院御所の建築」 小山利彦 「皇権の空間-光源氏物語の風景再現」 朧谷 寿 「王朝期の住まい-里内裏と京の風景」 横井 孝 「源氏物語の「六条院」-「大規模造営の時代」の文学」 上杉和彦 「寝殿造庭園の美学-摂関政治期の作庭意識」 日向一雅 「平安京の年末年始-追儺・朝賀・男踏歌」 資料 執筆者紹介