メタ超心理学研究室

月例研究ミーティング活動実績


2004年1月24日(土曜)

映画「マトリックス」の超心理学的側面についての議論

『現代思想』新年1月号:特集=マトリックスの思想

  「因果律、変則性、明晰夢」蛭川立
  「組織化される現実」石川幹人
  「夢見る人類の母なる子宮」(翻訳)高岡昂太

分析報告

 「組織化される現実」では、映画『マトリックス・レボルーションズ』の公開開始が世界各国で同時刻(時差を調整した同時上映)に行われたことから、RNGの同期現象が起きていた可能性が指摘されている。この件について、GCPのネルソン教授に分析を依頼したが、結局のところ下図のように、累積変動は5%の偶然範囲内にすぎず、顕著な現象は検出されなかった。(石川幹人)


参加報告:明晰夢の視点から

 今回初めてメタ超心理学研究会に参加させていただいたのですが、とても有意義な時間をすごせたと思います。今回の研究会のテーマがマトリックスと明晰夢という、以前から私が興味を持っていた内容でした。マトリックスについては、映画の映像技術が素晴らしかったことと、現実だと思っていたことが夢の中であるというストーリー、謎の多い点、から興味を持っていました。特に夢の中であるというストーリーは斬新でとても興味を惹かれていました。これは今私たちが住んでいる世界にも通じるかもしれないからです。私たちが住んでいる世界が自分の夢にしか過ぎないのかもしれないのです。マトリックスを見るまでそのようなことを考えたことがなかったので、衝撃も大きかったです。このような映画を学術的観点から見るとどのようなことが浮かび上がってくるのか、先生方の意見を聞きたいと前から思っていたのでいろいろな意見が聞けたことはよかったです。次に明晰夢についてですが、私自身以前に明晰夢を見たことがあり、明晰夢というのはどのような意味を持っているのか気になっていました。そして明晰夢はコントロールすることが出来ると言われていますが、私の場合はまったく出来なかったのでどうすればよいのか聞きたいと思っていました。研究会では私が見た明晰夢がどのような意味をもっているのかという疑問を聞き忘れてしまったので次の機会で聞きたいと思います。次にコントロールする方法ですが蛭川先生いわく、修業が足りないとのことでしたがどのような修行をするべきなのか聞き忘れたのでこのことも次の機会で聞きたいと思います。 最後にメタ超心理学研究会についてですが、初めは多くの専門用語が飛び交い、私ではついていけないような話し合いが大半を占めると思っていましたが、途中で石川先生が言葉の意味を説明してくれていたのでとても助かりました。自分の知らないことが多く出てきたので面白かったです。(今野隆之・明治大学文学部心理社会学科学生)


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