SPSSとは?

 SPSSとは、社会科学やビジネスに必要なデータの統計分析をするソフトウェアです。データとデータの関連を調べたり、グラフや表の作成をすることができるなど、充実した機能を備えています。また、SPSSでは、最初にデータを自分で打ち込み、変数の定義する作業を除けば、統計解析やグラフ・表の作成のほとんどが、画面を見ながらマウスをクリックするだけで行えます。さらに、SPSSは、Excelやテキストファイルからデータを取り込み、SPSSで作成した表やグラフをWordで作成された文章に貼り付けることもできるなど、ファイル機能にも優れています。(その他特徴については、下記をご覧下さい。)
 このように、SPSSは、優れた統計解析ツールではありますが、このツールを使いこなすには、ある程度の統計学の知識が必要です。今、手元にあるデータまたはこれから収集するデータの何が知りたいのか、それを知るためにはどのような分析方法(SPSSの機能)を使えばいいのか、出力された結果をどのように解釈するのかは、SPSSを使用する分析者の能力(統計学やSPSSの)にかかってきます。
 結局のところ、SPSSは、予め用意された統計解析機能を実行して、データを計算・出力するだけのものですので、SPSSを使用するのが初めての方も、そうでない方も、それを踏まえた上で、便利なツールの一つとして学習にお役立て下さい。もちろん、授業でも使用しますので、ある程度は使用できるように頑張りましょう!

SPSSの特徴

1.業界標準

SPSS(Statistical Package for Social Science)は、汎用機の時代から社会調査データを分析するためにもっともよく利用されてきました。


2.信頼性

SPSSは1968年に開発されて以来、同時期に開発されたSASとともに、代表的な統計処理ソフトとして世界中の大学・企業・研究機関で利用されてきました。現在でも社会調査データを統計解析して学術論文として提出する場合にはSPSSかSASを使用するのが定番です。


3.簡便性

SPSS for WindowsはGUIの操作環境での統計解析を可能にし、SPSSフォーマットのファイルがすでに存在していればコンピュータの初心者でも数クリックでクロス集計を行うことが可能です。


4.エクセルとの比較

@社会調査データによくある「無回答」、「非該当」といった欠損値の処理が簡単。
A社会調査データによくあるカテゴリーの組み換え、加算尺度の算出などが簡単。
B相関係数や回帰分析以外の、数々の分析法ががあらかじめ基本キットに含まれています。
Cオプションをインストールして使いこなせば、グラフ作成やサーバでの公開が容易。

SPSS関連のお勧め書籍


「SPSSで学ぶ統計分析入門 第2版」 馬場浩也[著]/東洋経済新報社

SPSSの立ち上げから始まって、グラフや表の作成まで扱っていますので、1冊あると何かと便利かもしれません。
メディア実習室内の書籍コーナーにはございませんので、実物をご覧になりたい方は、授業担当アシスタントまでどうぞ。
明治大学の中央図書館には、上記書籍の第1版(リンク先は明治大学図書館の所蔵・書誌情報です)であれば所蔵されてるようです。
その他、明治大学図書館やメディア実習室にもSPSS関連の書籍がございますので、どうぞご活用下さい。