◇ 指導教員・小原英隆の紹介


小原 英隆 【おはら ひでたか】 明治大学商学部教員
担当科目: 金融総論(和泉1,2年)、金融論(駿河台3, 4年)

経歴
1998年 明治大学商学部専任講師 
2001年 明治大学商学部助教授:小原ゼミ開始
2006年 明治大学商学部教授   
2008年 金融総論 開始。

学部学生へのメッセージ
就職は大学受験の1000倍難しい。厳しい時代を勝ち残れ!サバイバル
厳しい世の中になりました。大学に入ると、高校と違って、授業を選べますし、出席をとらない授業も多く、 自由になります。しかし、大学の時間をどう使うかは、皆さんの自己責任となります。 受験と違って、決められた範囲をとにかく暗記する競争ではなく、 学業、サークルなどの経験、アルバイトなど、 大学生活全体が問われる長距離走となります。
就活では皆さんの人間性全体が問われます。入試の暗記などではない、真の知的能力、 面接官の問いに即座に頭を働かせて、自分の実情に合った、当意即妙な返答をすることが必要とされます。 模範解答はありません。事前に、面接マニュアルを丸暗記してそのままいっても、や会社への一般的な模範的な志望動機を丸暗記して、スムースに言えたとしても、得点にはなりません。 そのような意味で、就活では、大学入試の歴史のような暗記とは全く違う考える力が問われます。 大学生活全体で、ゼミで、講義で、サークル、あるいは友人関係で、こうした総合的な知力を養う必要があります。 ただ、指示待ち族=言われたことしかできないとか、丸暗記ならば、現在では、そういう仕事は非正規社員やアルバイトにやらせます。 あるいは単純作業ならば、コンピューターが正確無比にやってくれます。 正社員として高い給与をもらうためには、定型的ではない思考力、多くの分野の知見を総合して応用する、 非正規の社員を率いて、人を動かすリーダーシップが求められているのです。
会社では、一人でできる仕事などありません。チームワークが必要です。これに対して、入試は徹底的に個人的なものです。 入試の感覚、自分が高得点取れれば、他人のことは知ったこっちゃないという精神では、就活に一社も受かりません。 公共心、会社全体、企業全体を考えて、行動できる人が求められています。 ゼミやサークルでは、率先して役職を経験しましょう。
大学での4年間は、二度と取り戻せない貴重な時間です。 大学生活は、とりあえずアルバイトとか、漫然と過ごしているとあっという間に終わってしまいます。 アルバイトも協業、協力、リーダーシップの経験など、社会経験としてしたほうがよいと思いますが、 アルバイトだけの大学生活では就活に通用しません。全国の大学生もアルバイトをしているからです。
アルバイトは少なくともお金になるって? お金を稼ぎたければ、大学に来ずに就職したらよかったのです。 大学に来たのは、カレッジプレミアムと呼ばれますが、人間力を上げてより高い給与をもらうための戦略のはずです。 来る就活で、内定が取れないと、一生何十年も響くのです。一度、非正規プールに入ってしまうと正規社員へはほとんど這い上がれません。 生涯年収で、2億円は違ってきます。
どうか大きな視点で、本質的な勉強を大学時代にしてください。自分の専門を極めるのもよいですし、 今の世の中を規定している西洋思想の重厚な本を読んでみるのもよいでしょう。 多くのOB・OGが、社会人になってみると、学生時代に、もっと学習しておけばよかったと言っています。 働くとなかなか骨のある本を読む時間がなくなってしまいます。
また、頭が成長期の1時間の学習は、年取ってからの1時間の学習の何倍もの効果があります。 特に語学の音声面。 漫然と受身で全ての講義に出席するのは、貴重な時間の浪費です。 メリハリを付けて、 よい先生に出会ったら、とことん集中的に学習する、 興味のあるテーマに出会ったら、自主的にその分野の本をとことん読んでみることが必要だと思います。

日本の大学院への留学を考えている人へ注意 For inbound graduate school applicants only 転ばぬ先の杖
<注意>この日本語WEB全体の情報は、学部小原ゼミに関する記述です。大学院とは違います。 大学院志望者は、大学院のシラバスのみを見て、しっかりと調べてから、 自分の専門とぴったり合う大学、教授を慎重に選び、 志願票、学習計画を立てること。大学院では、教授の専門が非常に細分化されるので、 適当に金融について教えてほしいでは、困ります。金融の中でも、教授ごとの専門を調べないといけません。 一般的に、金融や経営全般を講義で、効率的に学びたい場合は、後述の経営大学院が適しています。
例えば、欧米とは異なる、アジア独特な特徴があるマーケティングやトヨタ自動車が世界をリードしている「生産管理」を学びに日本に学びに来るのは正解です。
学部とは異なる、大学院の科目シラバスをよく調べて、よく読んでから志願してください。 例えば、私の場合、学部と大学院では、教育内容が著しく異なります。 大学院への志望理由で、ディベートをやりたいからとか、学部教育の内容を書かないでください。
ディベートは学部2年目 Undergraduate 2nd year に行う教育であり、 大学院レベルでは、一切ディベート教育は行わないので勘違いしないように。 また、満席であるため、学部のゼミへの聴講は一切認められません。
大学院商学研究科は学術研究のための大学院ですから、キャリアアップ、就職を目指す人は、ビジネススクール(経営大学院)に行くことも検討してください。 私の大学院商学研究科の演習に関しては、学生は一人いるかいないかで、 実務もFPもやらず、貨幣に関する純粋学術研究、研究者養成に絞った全く異なる内容です。
私の大学院クラスでは、ディベートは行ないません!
院生は一人いるかいないかなので、マンツーマンで宿題 homework, assignmentをたくさん出して、 学者としてのトレーニングを行います。また、研究が目的なので、A4用紙50枚以上からなる日本語の修士論文も卒業条件であり、アルバイトを行う暇もありません。 商学研究科は、純粋学問研究の大学院であり、実務家養成のビジネススクールではありません。 就職にプラスな大学院は、アメリカや日本の経営大学院、ビジネススクールのみです(実務大学院なので、修士論文なし)。 経営大学院、ビジネススクール、MBA(経営学修士)の効用に関しては、英語などで、情報を をよく読んでおいてください。
日本は、独自のルールが多い島国の国であり、
日本における大企業への正社員就職は、ほとんど、大学4年の前半に、学部新卒一括採用で、極めて特殊です。 また、日本において、文系(エンジニアなど工学部は日本でも収支を出ることが多いが。日本では、経済・経営、ビジネス系も文系に属します)では、 企業は文系大学院卒の社内人事がまだ未整備なので、大学院を出ると、就職が逆に不利になることがあります。 MBA(経営学修士)などが当たり前の、欧米とは、かなり社会制度が異なりますので、ご注意ください。 どうしても日本企業に就職したい場合は、学部Undergraduate に入ったほうが有利な場合もあります。
日本の大学には、専門の3,4年への編入学制度や、 語学とか一般教養をやり直さない学士入学という制度があります。専門の3,4年だけをやればよい。大抵は1年間のプログラム。 なお、本学部では、編入学、学士入学の制度は廃止されました。

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