日本地理学会 都市の社会・文化地理学研究グループ
           
(旧:大衆文化の地理学研究グループ)


更新情報: 2021年04月11日現在


▼次回活動予定

■第27回部活 Zoomを利用した開催となります。

日時 2021年5月15日 14時〜16時半


テーマ:「地域文化の創造と継承――地方の祭りの近代性をめぐって――」

近代化の中で社会・空間構造が大きく変化する中,現在は観光資源ともなっている地域文化は,伝統を維持することに貢献したものとみなされる.しかし実際には,それらは地域において以前とは異なる役割を担い,それら自体が近代性を体現するものとなっている.本セッションでは,長尾洋子氏による著書『越中おわら風の盆の空間誌』(2019ミネルヴァ書房)を手掛かりに,特に地方の祭りが体現する近代性について議論を深め
たい.


報告者
長尾洋子(和光大):おわらの組織的プロデュースと祝祭的時空間の構築
内田忠賢(奈良女子大):戦後復興期の都市祝祭の創出―高知よさこい祭りを中心に
遠城明雄(九州大):1910年の福岡市と博多祇園山笠

司会:大城直樹(明治大学)


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▼終了分


■第26回部活

日時:2021年4月24日(土)15:00〜17:00
開催形態:Zoomを用いてのオンライン開催

報告テーマ:近代神戸における公共空間の政治―湊川周辺の変容過程を事例として―
報告者:中川祐希さん(神戸大学・院生


司会:中西雄二(東海大学文学部



■第25回部活
 
東京に関連する展覧会2つ + 小巡検

日時 2020年10月24日(土)13-17時
スケジュール
13時 ワタリウム美術館「生きている東京」展
http://www.watarium.co.jp/jp/exhibition/202009/
14時半ごろから移動、歩いて国立新美術館へ
15時半 国立新美術館「MANGA都市TOKYO」展(要予約)
https://www.nact.jp/exhibition_special/2020/manga-toshi-tokyo/
17時ごろ出口付近で合流、移動




■第14回研究会2020年日本地理学会春季学術大会〕は
コロナウィルスの影響を受け中止になりました。
状況が改善次第、改めて設定いたします。

日時:2020年3月28日(土)15:00〜17:00
会場:駒澤大学駒沢キャンパス


研究発表:祭典と騒擾を通じた都市空間の変容―「都市民衆騒擾期」の旧湊川埋立地を事例として―
発表者:中川 祐希(神戸大学・院生

研究報告をお願いしております中川さんは、今回のご発表に関連するものとして、『人文地理』第69巻第3号と『人文地理』第71巻第3号にて、それぞれ京都と神戸を事例にイベントに伴う近代都市空間の編成過程に関する研究成果をまとめておられます。
年度末のお忙しい時期かとは存じますが、万障お繰り合わせの上、どうかご参加ください。


担当:中西 雄二(東海大学文学部



■第24回部活

日時:2020年2月8日(土)15:00〜17:00
場所:東京都港区高輪3-13-65 味の素グループ高輪研修センター内
https://www.syokubunka.or.jp/

テーマ:「味の素 食の文化センター」で飲食の未来を考える
案内者:杉山和明(流通経済大)

「食とくらしの小さな博物館」に展示されている「味の素」開発当時の資料、各時代の食の写真や食卓を再現したジオラマなどは見応えがあります。専門図書館「食の文化ライブラリー」では江戸・明治期の貴重な資料も閲覧できます。ちなみに、題名・内容細目に「地理」を含んだ書籍は66件ヒットしました(意外に少ない?)。

第23回部活
〔人文地理学会 地理思想研究部会、科学研究費補助金「場所・物質・人の関係性に注目した知の形成に関する地理学史」(基盤B)と共催

日 時:2019年12月7日 (土)14:00〜17:00
会 場:明治大学駿河台キャンパスリバティータワー(16階1163教室)

研究発表 都市革命再訪―第四次産業革命の言説のポスト領域主義的批判
Title Re-visiting Urban Revolution: A Post-territorialist Critique of the 4th Industrial Revolution Discourses

発表者 パク・ベギュン PARK Bae-Gyoon(ソウル国立大学 National University of Seoul)


要旨 新たな都市的現実に対するポスト領域主義的とは何か。それを考えるために、都市的現実に対するその技術中心主義的、生産主義的、かつ国家統制な理解を見せる支配的な第四次産業革命の言説の批判から始めたい。それとは異なるパースペクティブを展開するために、本発表ではルフェーブルの都市革命理論が持ついくつかの重要な概念を紹介したい。最後に、新しい都市的現実のポスト領域主義的理解が、すでに存在する世界に対する支配的な見方に対する対抗支配的なプロジェクトであり、かつわれわれの社会空間に対するより良い理解であることを示したい。

Abstract: This paper aims to provide a post-territorialist view to the new urban realities. For this, it starts from the cri
tique of the dominant 4th industrial revolution discourses in terms of their techno-centric, productionist, and statist understandings of the urban realities. In order to develop an alternative perspective, I will introduce some of the key concepts of Lefevrian theo
ry of urban revolution. Finally, a post-territorialist understanding of the new urban realities will be presented as a better understanding of our social space, as well as a counter-hegemonic project to the existing hegemonic view to the world.


司会:森 正人(三重大学)


■第22回部活月19日(土)14:00〜17:00
場 所:明治大学駿河台キャンパス研究棟4階 第4会議室
     (〒101-8501 東京都千代田区神田駿河台1-1)
     https://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/ca
mpus.html

報告者:村上しほり(大阪市立大学研究員・摂南大学非常勤講師)
報  告:神戸・阪神間における占領と復興のせめぎあい


司会・進行:大城直樹(明治大学)


第13回研究会〔日本地理学会2019年秋季学術大会〕
日時:2019年9月日(日) 15:00〜17:00
場所:新潟大学五十嵐キャンパスB457教室

(〒950-2181 新潟市西区五十嵐2の町8050番地)

報告者:本岡拓哉(立正大学)
報 告:戦後、都市開発と在日朝鮮人と居住環境

コメンテーター:福本 拓(南山大学)
司会:山口 晋(目白大学)



第21回部活
『ネオアパルトヘイト都市の空間統治―南アフリカの民間都市再開発と移民社会―』合評会

日時:2019年6月1日(土)14:00〜17:00
場所:明治大学駿河台キャンパス研究棟4階 第4会議室


報告者:宮内洋平(立教大学アジア地域研究所)
テーマ:合評会『ネオアパルトヘイト都市の空間統治―南アフリカの民間都市再開発と移民社会―』

コメンテーター:太田麻希子(立教大学社会学部)



■第20回部活

田沼武能写真展を見る会

日時:2019年4月7日日曜日15時〜
場所:世田谷美術館(現地集合・用賀から徒歩17分)
https://www.setagayaartmuseum.or.jp/


展覧会名:田沼武能写真展 東京わが残像1948-1964

田沼については成瀬厚さんが何本も論文を書かれています。
今回との関連では「東京・武蔵野・江戸―写真による地理的表象と自我探求」を参考に
挙げておきます。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/grj1984a/74/8/74_8_470/_article/-char/ja



■第12回研究会

日時:2019年3月21日(木)15:00〜17:00
場所:専修大学生田キャンパス 10号館10307教室

報告者:三橋順子(性社会文化史研究者・明治大・非常勤講師)
報  告:セクシュアリティと盛り場の再編――東京新宿を中心に


第19回部活
日時:2018年12月15日(土)13:00〜17:00(予定)
場所:明治大学研究棟会議室 詳細については後日掲載
    および国立西洋美術館

テーマ:「リヒター/クールベ」(国立西洋美術館特別展示を観る)
      http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2018richter.html
事前レクチャー:成瀬 厚(東京経済大・非常勤講師)


■第11回研究会
時:2018年9月23日(日)15:00〜17:00
場所:和歌山大学〔日本地理学会秋季学術大会〕 会場:G207教室

報告者:加藤政洋(立命館大)
報  告:戦後沖縄における基地都市の形成――サーヴィス業の集積に着目して

■第18回部活

時:2018年6月30日(土)13:00〜
場所:明治大学駿河台キャンパス研究棟4階 第2会議室(会場変更してます!)

話題提供 下村 泰広(玉川大学)
テーマ 東京・下町エリアにおける都市再編とリノベーション(仮)

巡検 墨田区京島・文花地区(ご案内:下村泰広氏)

第17回部活

日時:2018年:5月20日(日)14:00〜17:00
場所:21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー1 & 2

東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン内

テーマ:「写真都市展−ウィリアム・クラインと22世紀を生きる写真家たち−を観る」
       http://www.2121designsight.jp/program/new_planet_photo_city/
案内者:大城直樹(明治大学)


第10回研究会
日時:2018年3月23日(金)15:00〜17:00
場所:東京学芸大学〔日本地理学会春季学術大会〕

報告者:Hyun Bang Shin (LSE)
報 告:Unequal Cities of Spectacle in the Global East

第16回部活
日時:2017年10月15日(日) 9:30 品川駅港南口アトレ2階 DEAN & DELUCA前集合
場所:品川・東京都中央卸売市場

テーマ:「東京食肉市場まつり」見学
案内人:厚 香苗

第9回研究会

日時:2017年:9月30日土曜日15:00〜17:00
場所:三重大学〔日本地理学会秋季学術大会〕


報告者:三浦尚子(埼玉大学・非常勤講師)
報 告:「地域」とのエンカウンターによる精神科病院入院患者の諸実践の変化
     ―関係論の地理を分析枠組みに据えて―


第15回部活
日時:2017年8月4日(金):13時〜15時
場所:同志社大学東京オフィス セミナー室
http://tokyo-office.doshisha.ac.jp/access/map.html

報告:今井祥子(東京大学多文化共生・統合人間学プログラム 助教)
「セレブリティシェフ松久信幸(ノブ)の世界都市レストランとオーセンティシティ」


今回は今井さんの博士論文のテーマであった海外での日本食の受容とその「真正性(authenticity)」についてご発表いただきました。


第14回部活
日時:2017年5月13日(土)14:00〜
場所:練馬区立美術館
練馬区立美術館企画展「19世紀パリ時間旅行
―失われた街を求めて」を見る
https://www.neribun.or.jp/event/detail_m.cgi?id=201702111486797027
19世紀のオスマンの都市改造前後に失われたものと残ったものについて考えるという趣旨の企画展。

第8回研究会

日時 2017年3月29日(水):15時〜17時
場所 筑波大学
テーマ:東京オリンピックに向けて考える
報 告:小泉 諒(神奈川大)近年のロンドン都市計画事業と大規模イベントの利用
     杉山和明(流通経済大)伊勢志摩地域におけるサミット後のセキュリティと観光


第13回部活

日時 2017年1月28日土曜日 14:00〜
場所 東洋大学5301教室
(白山キャンパス5号館3階、1階に井上円了記念館がある建物です)
http://www.toyo.ac.jp/nyushi/about/campus/hakusan/
報告者:成瀬 厚

報 告:新海誠『言の葉の庭』を観る――アニメ、都市、自然

新海誠監督のアニメーション作品『君の名は。』は昨年劇場公開され、大ヒットとなりいまだ上映中となっている。本報告では、新海作品の前作である中篇アニメーション『言の葉の庭』を鑑賞し、さまざまな観点から議論することを目的とする。
新海アニメ作品は『雲のむこう、約束の場所』(2004年公開)で青森県津軽半島を舞台とし、雲の向こうにエゾ(北海道)をのぞむ。『秒速5センチメートル』(2007年公開)では、東京から栃木までの電車の旅が描かれ、種子島も登場する。『言の葉の庭』(2013年公開)は新宿御苑を舞台とする。『君の名は。』(2016年公開)は東京と岐阜とを描くなど、具体的な地理的想像力を駆使する作家であるといえる。
また、星や雲、雪や雨などの自然物を作品の中核に置き、自然の地理学という観点からもさまざまな論点が見出せよう。同時に、東京では新宿を中心とした細密な都市風景描写においても地理学によって魅力的な素材である。そんな素材を用い、アニメーションの表現から、都市と自然の表象について議論したい。

参考文献
加藤幹郎2010『表象と批評―映画・アニメーション・漫画』岩波書店
第4章「風景の実存―新海誠アニメーション映画におけるクラウドスケイプ」pp.122-165
(東洋大学にありますので当日回覧もいたします。)

また、映画の中に出てくる和歌の解釈について、日本文学の新沢典子先生からコメントをいただけることになっています。



第12回部活
日時:2016年10月22日(土)14:00〜
場所:東洋大学白山キャンパス6314教室(6号館3階)
http://www.toyo.ac.jp/site/access/access-hakusan.html

報告者:厚 香苗(立教大学兼任講師)
タイトル:特別と特殊―水上生活の伝承論

コメンテーター:本岡拓哉(立正大学)


第7回研究会
日時:2016年10月01日(土) 15:00〜17:00
場所:東北大学川内北キャンパス 講義棟C棟C306教室


報告者:池田真利子(筑波大学・院)
報 告:分断都市ベルリンの都市変容−都市を動態的に捉える−



第11回部活

テーマ:新宿を歩いて観る

 日時:2016年7月23日(土)14:00〜
 集合場所:飯田橋駅西口改札
 案内者:大城直樹(明治大学)


 新宿区の東端飯田橋付近から早稲田を経て高田馬場方面へ巡検。
 途中、早稲田大学演劇博物館を訪問:
企画展
 「あゝ新宿―スペクタクルとしての都市展」を見学。
  
 

第6回研究会 詳細はこちら
 日時:2016年03月22日(火)
 場所:早稲田大学(早稲田キャンパス

 報告者:荒又美陽(恵泉女学園大学)
 報 告:メガイベントと都市−地理学的なアプローチを考える−


第10回部活
 日時:2016年02月11日
 場所:目白大学

 報告者:荒又美陽
 報 告:『オリンピア』を観る




記録

第1回研究会@福島大学(2013年9月29日(日)):詳細はこちら

第2回研究会@国士舘大学(2014年3月28日(金)):詳細はこちら
第3回研究会@富山大学(2014年9月22日(日))(都市社会地理学研究グループと共同開催)詳細はこちら
第4回研究会@日本大学(2015年3月29日(日))詳細はこちら
第5回研究会@愛媛大学〔2015年9月19日(土)〕:詳細はこちら
第6回研究会@早稲田大学〔2016年
年03月22日(火)詳細はこちら

第1回部活@明治大学米沢嘉博記念図書館(2013年11月15日(金)):詳細はこちら
第2回部活@目白大学(2013年12月15日(日)開催):詳細はこちら
第3回部活@明治大学および墨東地区(2014年2月1日(土)):詳細はこちら
第4回部活@明治大学(20143月15日(土)):詳細はこちら
第5回部活@港区(2014年8月2日(土)):詳細はこちら
第6回部活@東京ステーションギャラリー(2014年10月25日(土))詳細はこちら
第7回部活@野毛(2015年4月3日(金)) 詳細はこちら
第8回部活@東京湾岸部(オリンピック開催予定地)〔2015年7月12日(日)開催〕詳細はこちら
第9回部活@明治大学〔2015年9月8日(土)開催〕詳細はこちら