さわらびコールとは 


     沿革
    明治大学混声合唱団さわらびコール (以下、さわらびコールと略す) は、
    1955年に民謡研究会として発足、1962年に「さわらびコール」と改称し、
    第1回目の演奏会を行いました。最初は民謡研究会という出自もあって
    世界の民謡などを歌っていたようですが、次第にいわゆる「合唱曲」を歌う
    室内合唱団 に変じて現在に至っています。
    その間、分裂騒動や団員の激減という危機もありましたが、それらを乗り越え、
    昨年創立60周年を迎えました。

      活動内容
    現在の団員数は男女合わせて約60名で、練習は週3回
    (基本的に駿河台・和泉・生田の3校舎のいずれか)で行っています。
    合唱団としての特徴としては、

    1、中規模
    2、初心者が多い

    の2点が挙げられます。 明治大学には、さわらびコールの他に「明治大学
    混声合唱団(通称:明混)」というサークルがありますが、あちらが大人数で
    外国語の曲が多いことに対し、さわらびコールは日本語のいわゆる「合唱曲」
    中心の合唱団です (専門用語的には「室内合唱団(独:カンマーコール)」
    という呼び方がある)。
    昨年は約15名の新入生を迎え、経験者が初心者を引っ張って
    いくかたちで、初心者でも歌うことに慣れていく練習形式がとら
    れています。また、サークルとしては、

    1、個性の豊かな人が多い。
    2、明治にしては酒飲みが少ない(近年。昔は多かったらしい)
    3、駿河台・和泉・生田の3校舎にまたがっている

    という特徴があります。特に1については、以前、ピアニストの譜めくりとして来た
    明治大学交響楽団の人が団員を評していわく、「交響の人達が酔ったときに似てる」
    というのですから(もちろん全員シラフだった)、相当なもののようです。
    そのくせ飲まない団員が多く、 一部のOBを嘆かせています。3については、いわゆる
    純粋音楽系のサークルでは珍しくも何ともないことのようです。

    その他:提携先 二松学舎大学合唱団コール・エコーズ


     ”さわらび”って何?
    「さわらび」とは春の早い時期に出る蕨のことで、漢字では「早蕨」と書きます。
    日本の 民謡や和歌に多く詠まれ、きわめて日本に根差した名前といえます。
    ただ、明治大学内でも「さわらび」という名前はそれなりに認知度が高いらしいのですが
    ドイツ語 で「合唱団」を意味する「コール」を省略して覚えている人が多いため、
    何をやっている サークルなのか、いまいち分かってもらえないことが少々悩みの種です。