(注)Dドライブの理由

普通のコンピュータですと、Aドライブがフロッピーディスクドライブで、
Bがなくて、CドライブとDドライブがあり、さらにCDドライブあるいはD
VDドライブがあるはずです(マイコンピュータのアイコンをクリックする
と、どういうドライブ構成になっているか分かります)。

卒論専用フォルダを、Cドライブに置いたり、あるいは「マイドキュメント」
の中に置くという手もありますが、Cドライブは通常、さまざまなソフトの
置き場所であると同時に、ウィンドウズのシステムが置いてある場所で
もあります。

で、ときに、このウィンドウズのシステムは不工合を起こしたりするので
すが、最悪の場合は、再インストールということになります。この時、C
ドライブは、またゼロから入れ直しになってしまい、それと同時に、Cドラ
イブに保存しておいたファイルも消えてしまいます。ところが、Dドライブ
においてあるファイルは、その影響を受けずに保護されるようになって
いるのが普通です。

要するに、不工合が起きたときのことを考えると、システムと一所に置
いてあるよりは、別の場所においてあるほうが安全だということです。

例えば、本船が荷物を載せた船を引っ張っているというような状況を想
像してみてください。本船に自分の部屋を作ってしまうと、本船のエンジ
ントラブルが起きたときには、修理に戻る本船と一所に自分も戻らない
といけませんが、荷物の船の方に部屋があれば、しばらく洋上に浮ん
でいて、別の曳航船が来るのを待っていればいいことになります。この
荷物だけを載せた船がDドライブにあたるわけです。