吉村武彦 編 山路直充 編 高志書院 2009年03月 発行 ページ 373P サイズA5 ハードカバー 定価 7,500円 本書は、明治大学古代学研究所主催「古代印旛シンポジウム」(2007年1月)を基とした研究成果である。 本書は、Ⅰ「発掘された印旛の世界」、Ⅱ「瓦・土器と文字」、Ⅲ「ものつくりと王権」の三部構成からなる。歴史学・考古学・日本語学の研究者が執筆した本書は、印旛を核として構成された古代房総論に新たな歴史像を提供した書である。
はじめに Ⅰ.発掘された印旛の世界 白井久美子 「前方後円墳から方墳へ」 大塚初重 「浅間山古墳と岩屋古墳が語る古墳時代」 犬木 努 「埴輪と工人」 小牧美知枝 「集落の移り変わり」 山路直充 「寺の成立とその拝啓」 Ⅱ.瓦・土器と文字 清池良太 「龍角寺文字瓦の造瓦技法」 中村友一 「龍角寺関連文字瓦の釈読」 志賀 崇 「畿内と龍角寺の文字瓦」 栗田則久 「墨書土器と印旛」 高島英之 「古代印旛と多文字墨書土器」 犬飼 隆 「日本語表記史中の龍角寺文字瓦」 Ⅲ.ものつくりと王権 荒木秀規 「房総の渡来人」 大川原竜一 「印旛国造と評の成立」 川尻秋生 「古代房総の国造と在地」 吉村武彦 「「東国の調」とヤマト王権」 執筆者一覧