お知らせ


最終レポートの提出について

・レポート課題

 授業で学んだことを踏まえて、日本の労働社会における問題点をあげて、その解決策を論じなさい。字数は3000字以上とすること。

・提出方法

 表紙(学部、学年、組、番号、氏名を明記のこと)をつけること。

 フォーマットはWordまたはテキスト、PDFとすること。

 Oh-o! Meijiシステム内の柳沢敏勝(商学部)担当「学部間共通総合講座C(講座名:労働講座企画委員会寄附講座「未来の自分をつかめ~OB・OGの働き方をとおして考える」)」(月曜日4限)の第1回レポートとして提出すること。

・提出期間:7月16日(火)〜7月22日(月)午後1時(厳守)

配布資料

授業で使用したレジュメ、資料などはこのサイトからダウンロードできます。「配布資料」のところをクリックして下さい。「このリンクは無効」などと表示されて、うまくダウンロードできない場合は、表示アドレスを再度読み込んでみて下さい。

過年度の労働講座の実践報告

PDFファイルをダウンロードできます。


青野恵美子「大学における労働教育:明治大学2012年度労働講座の実践から」『労働法律旬報』1777号(2012年10月10日発行)


青野恵美子「大学における労働教育:労働講座の実践から学ぶこと」『労働法律旬報』1740号(2011年3月25日発行)

2013年度前期 労働講座企画委員会寄附講座
「未来の自分をつかめ~OB・OGの働き方をとおして考える」シラバス


4月15日 ガイダンス、OB・OGインタビュー・ビデオ上映 

  • ガイダンスでは、講座全体の概要を紹介し、講義の進め方や履修上の注意点や成績評価について説明する。
  •  次に、OB・OGインタビュー・ビデオ上映する。今、どのような思いを抱きながら働いていますか——、職場で日々働く先輩たちにインタビューを試みた。ビデオには、慢性的な長時間労働と職場の人間関係に悩む26歳男性や、インターンで仕事のおもしろさを知り、NPO職員として働く24歳女性など、20〜30代の複数の先輩たちが登場する。


4月22日 正社員の働き方(1)〜長時間労働と過労死

  • 川人 博(弁護士・過労死弁護団)
  • 働く現場で蔓延する長時間労働は、身体や精神にさまざまな疾患を引き起こし、過労死すら生み出している。残業しても賃金が支払われないサービス残業や、残業代の支払われない「名ばかり管理職・店長」は増えている。このような状況に対して「過労死110番」は、過労死に対する労働災害の認定申請や、企業への賠償請求及び過労死防止基本法制定活動などに取り組んできた。今後、どのような政策や職場での取
  • り組みが必要なのか、問題提起をして議論したい。
  • 参考図書
  • 川人博『過労自殺』岩波新書(1998年)
  • 川人博『過労自殺と企業の責任』旬報社(2006年)
  • 川人博・平本紋子『過労死・過労自殺労災認定マニュアル~Q&Aでわかる補償と予防』旬報社(2012年)。
  • 宮里邦雄・川人博・井上幸夫著『就活前に読む〜会社の現実とワークルール』(旬報社・2011年)
  • 講義映像

4月29日 正社員の働き方(2)〜OB・OGトーク

  • 青野恵美子(明治大学労働教育メディア研究センター客員研究員
  • トークゲスト:平光初音(人材サービス会社勤務)
  •        津田ともき(大田区議会議員、元大手ゲームメーカ勤務、労働組合委員長経験者)
  • 第1回目の講義で上映したOB・OGインタビュー・ビデオについて解説する。また、ビデオに登場したOB・OGをゲストに迎えて、職場での悩みやその克服方法について体験談を聞く。さらに学生との質疑応答をとおして、今後の働き方について考えたい。5月28日と6月4日の講義で使用する「アルバイト・ア
  • ンケート」に記入し、提出する。

5月13日 非正規労働者の働き方(1)〜専門職の不安定化

  • 瀬山 紀子(埼玉県男女共同参画推進センター)
  • 90年代以降の雇用労働の急激な変化のなかで一つの会社や仕事場で長期間働くという長期雇用型の就業ではない、柔軟型雇用労働が急増している。専門職の領域も、そうした柔軟型雇用形態での就業者が増えている領域の一つだ。ただ、現在は、その就業形態の不安定さ等から「高学歴ワーキングプア」と呼ばれる課題も表面化している。こうした課題をジェンダーの視点で分析する一方で、新しい働き方としての専門職領域の仕事のあり方を、あるべき労働環境や雇用条件の課題と合わせて議論したい。



   配布資料:LinkIcon報告パワーポイント


5月20日 非正規労働者の働き方(2)〜ユニオンのとりくみ

  • 山田真吾(首都圏青年ユニオン書記次長)       
  • 正社員の職がなく非正規労働者として働かざるを得なかった若者たち。リーマンショックでクビを切られ、寮を追い出された派遣労働者たち。労働相談に訪れる若者たちの実例をとおして、非正規労働者の働き方について考えてみたい。同時に、一人で加盟できるユニオンの活動について、ビデオなどで具体的に紹介したい。
  • 参考図書:
  • 清水直子、監修:首都圏青年ユニオン『おしえて、ぼくらが持ってる働く権利』合同出版(2008年)


5月27日 労働者の権利(1)〜アルバイト・アンケートをよむ


  • 学生アルバイトも法律上の労働者である。労働基準法をはじめ労働法が適用される。しかし、職場では、賃金未払いやサービス残業、セクハラ・パワハラ、火傷・事故、勝手なシフト変更、休憩が取れない、などの問題が起こっている。第3回の講義で実施した学生への「アルバイト・アンケート」をもとに、アルバイトの現場で多発する問題とその解決の方法について、Q&A形式で応える。


6月3日 労働者の権利(2)〜問題点とその解決 

  • 高須 裕彦(明治大学労働教育メディア研究センター客員研究員/一橋大学フェアレイバー研究教育センター)
  • ゲスト:森崎 巌(全労働省労働組合執行委員長)(元労働基準監督官)
  • 飯田 勝泰(NPO法人 東京労働安全衛生センター事務局長)
  • 前回に引き続き、アルバイトの現場で多発する問題とその解決の方法について、Q&A形式で応える。


6月10日 中間まとめ〜ワークショップ①

  • 高須 裕彦(明治大学労働教育メディア研究センター客員研究員/一橋大学フェアレイバー研究教育センター)
  • 中間のまとめとして、前半の授業で学んだ先輩たちの働き方をふりかえり、今後の自分たちの働き方について考える。学生は小グループに分かれて議論・発表し、全体で議論する。



   配布資料:LinkIconワークショップ資料
   配布資料:LinkIcon質問への回答

6月17日 日本の労働社会の成り立ち


  • 濱口 桂一郎(独立行政法人労働政策研究・研修機構 労使関係・労使コミュニケーション部門統括研究員)
  • 戦後日本の労働社会がどのように形成されてきたのか、そして、現在、正規・非正規労働者に過酷な働き方をもたらしている労働社会のありようを今後どのように変えていくべきなのか、について問題提起し、議論したい。
  • 参考図書
  • 濱口 桂一郎『日本の雇用と労働法』日経文庫(2011年)
  • 濱口 桂一郎『新しい労働社会:雇用システムの再構築へ』岩波新書(2009年)
  • 講義映像

6月24日 日本の労働社会の改革〜EUと比較して

  • 前回に引き続き、日本の労働社会の成り立ちと改革の方向について、EU(欧州連合)との比較をとおして考える。
  • 配布資料:LinkIcon報告レジュメ・資料
  • 講義映像

7月1日 私たちの働き方とワーク・ライフ・バランスの可能性 

  • 小谷 幸(日本大学准教授)
  • 日本の企業社会は、「男性の正規従業員」をモデルにした勤務制度によって長時間労働や転勤を含む働き方が当たり前とされてきた。今後、仕事と生活のバランスの実現を図るために、新しい勤務制度はどのようにあるべきなのかについて考えてみたい。


7月8日 職場や社会における労働組合の役割

  • 小山 正樹(財団法人総評会館専務理事)
  • 40年に及ぶ労働組合の活動経験から、労働組合の役割としくみ、現代における必要性について解説する。また労働組合はかつて、職場や経済・社会に大きな影響力を及ぼした時代があった。その影響力の変化と要因について考える。


7月15日 日本の労働社会の改革を考える

  • 高須 裕彦(明治大学労働教育メディア研究センター客員研究員/一橋大学フェアレイバー研究教育センター)
  • 日本の労働社会に関する統計データと制度・政策の変化をとおして、これからの労働社会について考える。また、国境を越えて経済が一体化していく中での労働のあり方の変化にも言及したい。
  • 上映映像『就活中のあなた必見です!!〜OB・OGからのメッセージ』(12分)

7月22日 まとめ〜ワークショップ②

  • 柳沢敏勝(商学部教授)
  • 高須 裕彦(明治大学労働教育メディア研究センター客員研究員/一橋大学フェアレイバー研究教育センター)
  • 講義で学んだことをふりかえり、今後の自分たちの働き方と労働社会の改革の方向について考える。学生は小グループに分かれて学んだことを整理し、各グループごとに発表し全体で議論する。

【授業の概要・目的】
若者雇用の不安定化に注目する。正社員として就職しても、3年以内に離職する人は大学卒業生の3分の1に及ぶ。また、やむなく有期契約や派遣、アルバイトで就職する人も増えている。その背景には何があるのか。OB・OGの体験をとおして、職場の実態を明らかにする。また、労働者の権利について学ぶことで、職場での具体的な対処方法を知る。これらは社会人になる一歩手前で知ってほしいことである。さらに日本の労働社会の成り立ちをとおして、これからの私たちの働き方についても考える。


【履修上の注意】
 一般の就活セミナーでは聞けない労働現場の光と影について知り、就職や進路、将来の働き方、自分たちの権利について考える機会にしてほしい。複数の社会人や専門家がゲストや講師として登場するので、毎回の講義に出席し、積極的に質問や議論に参加してほしい。第1回目のガイダンスに出席すること。


【教科書・参考書】
教科書は使用せず、レジュメや資料を配布する。適宜、映像資料の上映も行う。                
参考書:宮里邦雄・川人博・井上幸夫著『就活前に読む〜会社の現実とワークルール』(旬報社・2011年)
    濱口桂一郎著『新しい労働社会〜雇用システムの再構築へ』(岩波新書・2009年)


【成績評価の方法】
授業の出席確認を兼ねた毎回の感想文提出56点(各4点×14回)とレポート44点(アルバイトアンケート提出4点・最終課題レポート40点)で評価する。最終レポートの課題と締め切りは、6 月 10日までに発表。






明治大学学部間共通総合講座
2013年度前期(半期)2単位
月曜日4限(14:40〜16:10)
駿河台校舎リバティタワー6階1065教室


コーディネーター 
柳沢敏勝(商学部教授)
連絡先:
yana(at)isc.meiji.ac.jp[(at)を@に置き換えて、送信してください]


支援組織(明治大学の特定課題研究ユニット)
LinkIcon明治大学労働教育メディア研究センター


本講座は労働組合や労働NGO、個人で構成される労働講座企画委員会[代表:平野敏夫(NPO法人東京労働安全衛生センター)]の寄附による講座です。主な寄附者は、全日本自治団体労働組合(自治労)、日本教職員組合(日教組)、産業別労働組合JAM、一般財団法人日本教育会館、公益財団法人総評会館です。